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執筆者の写真Kumi Nakagawa

フットプリントを辿ってみると


ライオン・スターゲート・ミスティカルミストの白いライオンズイヤーが咲く防火帯には、他の動物もやってきます。そのひとつがインベーポーミストのトーテムアニマル、レオパードです。


防火帯について→ ブログ「森を守護するライオン・スピリット」


どうしてImphepho(インベーポー)と呼ばれる植物と、レオパードという生き物がトーテムとして結びついたのか。実際にこのフットプリントを辿ってみると、とても深くその意味を感じることが出来ました。



この丸が並んだ(意外と?)かわいい足跡を踏んでしまわないよう、足元に気を付けながら歩いているとたくさんのフットプリントを発見することができます。

こちらは大小の足跡から親子、きっと母と子が歩いているのだと分かります。




こうしてしっかりと大地を踏み締め歩いているのだということが分かるフットプリントを見ていると、インベーポーミストが大地のエレメントの、そして親子の足跡から家族や先祖の繋がりを見出すことができます。



影と名付けられたレオパード



インベーポーミストが作られた頃、この森の周辺地域でよく見られたメスのレオパードはMnthunzi  ントゥンジと名付けられていました。 Mnthunzi  ントゥンジとはShadow「影」という意味で、彼女は珍しく黒っぽい毛皮で覆われているため、そのように呼ばれていました。また通常夜に行動することが多いレオパードには珍しく、日中にこのように美しい姿をカメラトラップが捉えることが多かったのだそうです。



このインベーポーミストのフラワーエッセンスは、ヘリクリサムから作られています。

ヘリクリサムはコーサ語とズル語で「Imphepho(インベーポー)」と呼ばれ「霊魂の空間」を意味します。


この植物種は、神聖な礼拝儀式に使われる植物としては人文科学的におそらく最も古典的なもので、古くから人々は、このハーブを陶器にのせて燃やしスマッジングや聖なるお香として使っています。こうすることで祖先の善性を呼び、エネルギーを浄化し、祈祷におけるトランス状態を導きました。


またImphepho(インベーポー)は、初期のわたしたち人類の祖先にとって、治癒の教えを説く最初の植物であったと言われています。そして、祖先の人々は、この植物の持つパワーとガイダンスを通じて、人類を救うために利用可能な他の種類の薬草について学んだということです。



フットプリントを辿ってみると


「ヘリクリサム」という名前は、太陽を意味するギリシャ語の「ヘリオス」と、黄金を意味する「クリソス」が語源です。この花が咲く夏になると薄明るく光る金色の花でいっぱいに満たされて、森の景色が輝いてみえます。


そんな語源にちなんでこのフラワーエッセンスは、2020年12月21日夏至の日に作られました。日本と南アフリカは季節が逆のため日本では冬至です。ひとつの地球という惑星の上で、北半球と南半球で起こるこの出来事は、光と影が表裏一体で存在することを示唆していると言っても良いでしょう。



レオパードのフットプリントを辿るように、レオパードのトーテムに導かれながら自分のこれまでの歩みを振り返ってみると、光の部分も影の部分も見えてくるでしょう。


そしてこのImphepho(インベーポー)という植物で私たちの祖先が癒しについて学んだように、これまでの歩みから見えてくるものから学び、影の部分に光を当て浄化する、そんな力をこのインベーポーミストは持っている。


2024年の南アフリカ訪問では、この足跡を見て、そんなインベーポーミストのストーリー感じることができました。









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