南アフリカ太古の森プラットボス
原生林に秘められた力
この文章は、プラットボスに関する個人的な体験を記したものです。
地球の進展というこの重大な局面に、樹木に秘められた治癒能力が自らの子孫を守り、私たちを守ってくれたのです。
シンクロニシティ
2005年、シンクロニシティが次々と起こり、私たち一家はプラットボスにやってきました。家族で森の管理人になり、樹葉の天蓋の下に家を建てました。
新生活を始めたころは、森に差し込む金色の光や土の匂いのなかを独りで歩くことが大きな慰めでしたが、すぐに、決して独りではないことに気付きました。
鳥のさえずりやサラサラと音を立てる木の葉の他に、また別の存在
―影のなかにほんの一瞬現れる光のようなもの― を感じたのです。
生命の宿る電気のようで、とらえどころがなく、捕まえようとすると消えてしまいました。何年ものちに、森の守り人サシャ・ルナについて知り、それが誰であったのかがわかりました。

サシャ・ルナ ― 森の守り人
アマゾン流域地方の伝説によれば、サシャ・ルナは原生林に住む、自然界全体を照らす意識であり、植物界、動物界、および鉱物界の守護者であると伝えられています。
植物や樹木の治癒力について知りたいとき、植物の叡智を教えてくれる精霊に出会わせてくれるのがサシャ・ルナです。
通常は長い浄化のプロセスが必要で、森に入り、サシャ・ルナが現れるまで待機しなければなりません。長時間待つこともあります。ただし、私の経験では、サシャ・ルナのほうが呼んでいることもあります。
古代ギリシア・ローマ人の神、パン神は、この創造的な生命エネルギーがヨーロッパに顕現したものです。私たちに共通の祖先の直系子孫で最古の古代人とも言われる南アフリカのコイサン語族は、自然およびその治癒エネルギーに関して無比の知識と魂に触れる深い理解を得ていました。

呼び声が聞こえて
そこで悟ったのが、このような深いレベルで樹木に向き合うよう、森が私に求めていることでした。
私はその裏で期待されていることがあるとすぐに感づきました。この治癒がどのような形で行われるのかはわかりませんでしたが、そのうちに森が知らせてくれるのだろうと理解しました。
その過程でわかったのが、原始林は同じ場所に何百年も存在しているため、ずば抜けて強く安定したエネルギーフィールドを持っていることでした。プラットボスの生きてきた時間の長さこそが、この森の樹木のオーラが普通の3倍もある理由に違いありません。
樹木は生命の本物の錬金術師として天にあるものと地にあるものとを統合し、地、水、風、火の四大元素を、生命を維持する物質に変容させます。樹木は降り注ぐ光の経路であり、物質的要求を満たしてくれるだけでなく、精神的な健康も支えてくれます。
樹木の治癒能力を理解する手がかりになるのが、私の長年の苦しみであった、超感覚と呼ばれる高い感度であることに気付きました。自分の内側で他の生命体のエネルギーの微妙な違いを感じることができるのです。
ハートの中心から樹木のエネルギーと波長を合わせることによって、樹木の治癒能力がわかるようになりました。樹木の花から波動エッセンスを作成するのが、その治癒力を利用するのに最も自然な方法でした。
アフリカンツリーエッセンス ディレクター メリッサ・ジェニファー・サヤン
翻訳 村上敦子
